株式会社佐賀鉄工所

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株式会社佐賀鉄工所

■所在地佐賀市神園1丁目-5-30(上多布施西部)
■年代近代
■登録ID1920

 昭和13年(1938)11月、初代社長勝谷辰次郎氏は、(株)戸上電機製作所より独立し、佐賀鉄工所を設立。その後、海軍航空機用精密ねじを製造、戦後はねじ専門メーカーとなる。
 現在、佐賀鉄工所は、ボルト製造の全国トップ企業で、シェアは約50%にものぼる。製造するボルトの種類は8,000〜9,000種にもなるといい、そのうち8割が自動車製造関連向けである。
 日産、ホンダ、富士重工、トヨタ自動車九州等主要メーカーに納品している。
 資本金は3億1千万円、従業員は769名(平成21年4月現在)、売上高はこの3年間、年間400億円〜450億円であり、県内における代表的地場企業である。主要工場は県内では佐賀市と大町町、県外では神奈川県の藤沢市にある。約20年前からは、アメリカ、中国、タイに合弁会社を設立し、海外にも進出している。
 これらの躍進を支えているのは、自動車用ボルトにおける非常に高い技術水準と独自性を生み出す製造工程である。素材(線材)の加工から、熱処理、メッキ、加工まで、ねじの一貫生産システムにより品質管理を徹底していることである。
 自動車メーカーの海外進出の際にも、佐賀鉄工所の自動車用ボルトにおける技術水準は群をぬいているため、そのボルトが不可欠ということで、アメリカや中国などに進出するようになったのである。

出典:・佐賀県大百科事典・あるある佐賀の底力 下巻・現代編・株佐賀鉄工所の会社概要、ホームページ

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