九州グリコ株式会社

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九州グリコ株式会社

■所在地佐賀市神園5丁目-2-13(上多布施西部)
■年代近代
■登録ID1919

1 江崎グリコ株式会社(創立:大正11年2月、設立:昭和4年2月、本社:大阪市)
 佐賀市蓮池町出身の江崎利一氏は、大正3年(1914)行商の途中、早津江川の岸で有明海特産のカキの煮汁が川口に放出されているのを見つけて、その有効利用を思いつき、その汁の中から栄養素「グリコーゲン」を抽出、種々の工夫の後、それを栄養菓子「グリコ」として完成させた。
 大正10年(1921)、その販売のため大阪に出て「江崎グリコ」を創業した。「一粒300m」の宣伝文句とおまけ付きは有名である。ユニークな製品開発が得意で、アーモンドチョコ、ポッキーチョコ、ビスコなどの人気商品があり、冷菓、焼菓子、カレーなどにも進出している。
 平成13年(2001)には、全製造工場を分社化。平成21年3月現在、資本金は77億73百万円、従業員数は1,099名、グループ全体では4,889名である。
2 九州グリコ株式会社
 九州グリコ株式会社は昭和28年、江崎グリコ創業者である江崎利一氏の故郷である佐賀に江崎グリコ株式会社九州工場として設立された。創業当初は、江崎グリコ創業のきっかけともなったキャラメルの「グリコ」を中心に生産を開始した。
 平成13年12月、江崎グリコ株式会社から分離独立し、九州グリコ株式会社を設立。現在では、ビスケット、ガム、チョコレートの3製品を主力として生産を行なっている。
 資本金は1,000万円、従業員数は約500名(アウトソーシングを含む。)である。
 〈沿革〉
  ・昭和28年 創業 「グリコ」生産開始(〜昭和56年)
  ・昭和32年 アイスクリーム生産開始(〜昭和47年)
         ビスケット工場新設 ビスコ生産開始(〜昭和57年)
  ・昭和43年 チョコレート工場新設 アーモンドチョコレート生産開始
  ・昭和57年 キティランドビスケット生産開始(〜昭和62年)
  ・昭和62年 フレンドベーカリー生産開始
  ・平成 3年 ガム工場新設 キスミント生産開始
  ・平成13年 九州グリコ(株)として江崎グリコ(株)より分社化

※九州グリコ株式会社は2018年に工場を閉鎖、2019年1月に解散。佐賀市には佐賀グリコ乳業(佐賀市大和町)の佐賀工場がある。

出典:・佐賀県大百科事典・九州グリコ株式会社「会社案内]

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