蓮堀橋 (れんぼりはし)
蓮堀橋 (れんぼりはし)
■所在地佐賀市若楠2丁目 (九州陸運局 佐賀運輸支局 南東)
■年代現代
■登録ID1850
練兵場関連の名残として、橋の欄干に「蓮堀橋」の名称が残っている。
この場所付近一帯は、明治時代後期、日本陸軍「第55聯隊」の兵営・練兵場等建設のための埋め立て用地の土砂を採掘したため、一面窪地の堀となり、一帯に蓮が栽培されていたことから、当時この堀を「蓮堀」と呼称していた所である。
終戦後暫くして、その堀はまた埋め戻され、宅地造成がなされて、新たな水路の上に昭和46年4月、このコンクリート橋が成工された。
当時の関係者が兵営建設を経ての練兵場・兵営施設の存在等の歴史、事実を後世の人達に伝え、忘れ去られないようにとの配慮から、この橋の成工を機に命名されたものである。
今は、橋の名称以外に往時の姿は残っていない。
出典:現場確認