二十三夜塔(おさんやさん)

  1. 旧佐賀市
  2. 若楠校区
  3. 二十三夜塔(おさんやさん)

二十三夜塔(おさんやさん)

  • 二十三夜塔(おさんやさん)
  • 二十三夜塔(おさんやさん)
  • 二十三夜塔(おさんやさん)

■所在地佐賀市若宮1丁目18-3  古賀氏方東隣
■年代近代
■登録ID1847

 若宮1丁目の中央部、新村川の小橋の側に、自然石の「二十三夜塔」が建っていて、高さは約3m余りあろうと思われる堂々とした塔である。
 塔石の上部に仏像が彫られ、その下に『二十三夜』と大書されている。
 塔石を載せる台座の石、左側面に建設された年月「明治20年丁玄(1887)7月」「高木新村の建設者10人の名前」が記載されている。
 また、台座の石、右側面に「大正10年改築・青年会」と記され、青年会の手による改築記録も残されている。
 当地区の東島氏の説明によれば、「父たちは、よく「三夜待」を家庭持ち回りで行い、酒を飲み交わしていた。また、母たちは、月に1回位、この塔の前に筵を敷いて煮豆等を茶菓子にして、「お日(ひ)まち」と称した「おちゃご」をして、女性たちの地域交流の場・骨休めの場となっていた。

出典:現地確認 地域の東島氏の説明

地図