極楽寺

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■所在地佐賀市高木瀬東3-19-8
■登録ID1793

 山号は、延命山浄土真宗であり、開設当時は法華宗であったが、浄土真宗開興とともに改宗されたと伝えられている。
 本尊は、「阿弥陀如来」で、室町時代の作と伝えられているが、木造の本尊であるが作者は不明である。
 開基は、了心で俗名「石井弥次郎又は弥三郎家久先祖石井式部大輔」とある。
 堂宇の建立年代はつまびらかでないが、記録によれば天保三年(1832)に本堂は再建されている。また、書院は一式は、文化十三年(1816)丙子十月門徒中によって建築されたと記録されている。
 極楽寺は、古い由緒ある寺ではあるが、その割には地方のいわゆる貴族、豪族というような古い墓はほとんど見当たらない。ただ特筆すべきものとして、明治7年佐賀戦争の犠牲者の墓2つがあり、地元上高木出身の原口寿七氏と早津江出身で江藤新平直属の香月経五郎の墓がある。
 本堂は、昭和5年に瓦葺にされ、庫裏は昭和42年に改築され、本堂約50坪、庫裏その他約100坪の広さを有し、境内は約300坪、墓地は約800坪もある。

出典:高木瀬町史 P214〜223

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