鬼火祭(ホンゲンギョウ)

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鬼火祭(ホンゲンギョウ)

■所在地佐賀市開成(旧新村)
■登録ID1697

 1月7日朝早く餅を焼いて食べる。昔、清涼殿で青竹をたき餅を焼いた。これは全国的な行事となり、鬼火たき、鬼(悪魔)退治の意味がある。ホンゲンギョウは鬼火焚きとかドンドン焼きとかさまざまな名前で呼ばれている厄払いの行事で、各地で行われていた様で、どの地方の行事も趣旨は同じようである。
 旧新村地区(開成2〜6丁目)では昔からホンゲンギョウと言って1月7日の早朝に当時は隣家との距離もあり早朝なので人の通りも無いので家の前の道路で実施していた。
 前日に竹と笹や稲わらでホンゲンギョーを作り1月7日の早朝に、パチパチと勢いよく燃やして、前年のお守り・お札や門松等一緒に燃やして厄払いを行った後、7日正月の七草粥や昔はラッキーセブン等と言う言葉はなかったが、何故か7の縁起を担ぎ、厄払いの行事が行われ、各家々で箕の上に祀った年徳さんの餅や各家に供えた餅を7軒のホンゲンギョーで焼き7草かゆ等作って無病息災を祈り厄払いをしていた。

出典:鍋島町史p.171 開成かたりべp.98