松田 武彦

  1. 諸富町
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松田 武彦

■所在地佐賀市諸富町
■年代近代
■登録ID1632

陸軍大佐松田元武の四男として、大正10年(1921)9月14日、東川副村大字大堂(現諸富町太田)に生まれる。佐賀師範附属小、佐中、佐高、東大と進む。昭和18年9月、東大工学部造兵学科(現精密機械工学科)を卒業し、特別研修生として、同大学大学院工学研究科において、機械工学を修め、米国カーネギー工科大学工業経営大学院に留学、工業経営の技術の精粋を研究する。昭和30年12月、東京工業大学工学部経営工学科助教授となり、昭和38年10月、同大学教授、昭和53年4月、同大学院総合理工学研究科長などを務め、昭和56年10月、同大学長の要職に就き、その大いなる学識と抱負をもって活躍をしている。これより先、昭和37年3月、東京工大より、『シミュレーションによる組織分析に関する研究』をまとめ、工学博士の学位を授けられる。また多年、大学教授として工学者の養成に尽力するほか、行政管理庁顧問、国際オペレーションズ・リサーチ学会連合会長、日本生産性本部経営アカデミー学長、日本オペレーションズ・リサーチ会長などを歴任し、我が国の経営管理の発展にも貢献する。

出典:諸富町史P.1300