土師 勝次

  1. 諸富町
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土師 勝次

■所在地佐賀市諸富町
■年代近代
■登録ID1623

明治30年(1897)3月3日、東川副村大字大堂(現諸富町土師)において、農業を営み、村会議員を務めた土師夘吉郎、エツの長男に生まれる。東川副小、佐中を経て、大正3年4月、明治大学予科に入学し、同8年3月、同大学法学部を卒業する。台湾総督府専売局勤務を振出しに、台中州埔里専売支局長、台南州嘉義専売支局長、台北州基隆専売支局長などを務める。昭和7年10月、満州国建国に当たり招聘官史として渡満。満州国経済部専売総局、同15年、満州国奉天省四平専売署副署長、同18年、満州国通化省通化専売署副署長などを歴任し、薦任官に任ぜられる。終戦後、通化市日本人居留民会会長に推され、居留民の世話に奔走する。はからずも、昭和21年(1946)2月5日、通化市において起きた通化事件に遭遇し、不慮の死をとげた。行年48歳。

出典:諸富町史P.1294