石棒突き

石棒突き

■所在地佐賀市諸富町
■登録ID1577

礎石をつきこむ地つきのことを石棒突きといって各戸からでてこれにあたった。つき手は揃いの手拭いをしめ祝いの歌をうたいながら地固めをする。ニワカまででて賑わった。(祭文は東川副村誌より転載)
「伊勢音頭」
♪伊勢は津でもつ 津は伊勢でもつ 尾張名古屋はあの城でもつ ヨイヨイヨイトナー
「北山しぐれ」
♪染ばなー やかん持ってこい 後は賑わう 有明の月を 眺めで眺めで 勇み立つ コラヨイコラヨイ ヨイトナー
お寺和尚さん なぜお寺にゃおらぬ 町がこんたん賑わう 面白やー コラコラ 袈裟も広も七條も木原の出口に ドウサドウサ チンチチリッ シャンコシャンコ ヨイヨイヨイトニャー
「那須与一的射(戌亥の角)」
♪切って放せば要際よりプウッと射切る 射られた的はヒラリヒラリと2、3度45度は舞いあがり 敵や味方も一度にフウと賞め声あげる 那須の与一は軍半ばに功名手柄 弓は袋に剣は鞘に 中に立てたるこの棒は 戌亥の角に納めおくぞよ 先祖代々孫子の末まで繁昌仕るぞ ヨイヨイヨイトナー

出典:諸富町史P.1137