遠田 階贍

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遠田 階贍

■所在地佐賀市久保田町
■登録ID1497

弘化2年〜昭和2年(1845〜1927)宗教家
 岐阜県美濃加茂市福田の広瀬清蔵の四男として出生。7歳の時大阪府岸和田市の泉光寺住職鳳山和尚のところで得度。その後佐賀県小城郡小城町岩松の妙鏡院、天継院、四国徳島の慈光寺と転々と修行を積み同寺の陽開禅師は僧としての才能を高く評価した。文久3年久留米の梅林寺の羅山禅師の下で修行すること数年、更に故郷に近い岐阜の正眼寺の雪澤禅師の下へと修行三昧に明け暮れた。
 明治11年5月、佐賀県久保田村の寿昌寺より請われ、遠田と姓を改め住職として仏道に精進し、寺の本堂・庫裏の再建など檀徒と共に寺門の興隆に献身した。道義に厚く請われるままに本山の参事職を務めること3回、地方取締役19年、住職33年の永きに亘る。明治43年3月住職を退穏。その後も請われて関係寺院の再興や布教活動に尽力した。享年83歳

出典:久保田町史 p.328