庚申塔

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■所在地佐賀市西与賀町
■年代近世
■登録ID139

60日に1度めぐってくる庚申の日に、その夜を眠らずに過ごして健康長寿を願う信仰がある。これを庚申待という。この源流は、人の身中にあって人を短命にする三尸(さんし)を除去して長生を願う道教の信仰にある。
わが国にも古くからこの説が伝わり、平安時代には貴族の間で庚申遊びが催され、次いで武家社会にひろまり庶民の間には室町時代より普及し、江戸時代に「庚申待」または「庚申講」と呼ばれ庚申行事が全国的に催されるに至った。庚申講は講中が一定の場所に集まって、食事を共にし話は庚申の晩といわれるように雑談などにふけって一夜を過ごしたといわれる。庚申講は江戸時代にその最盛期を迎えているが、江戸時代末期ごろには早くも衰微し、今日庚申講を催している所は非常に少ない。

出典:西与賀の歴史とその周辺p37