千歯

千歯

■所在地佐賀市三瀬村
■登録ID1244

脱穀用の道具で、歯が平らな稲こぎ用と、歯の丸い麦こぎ用と2種類がある。
 昔はこぎ箸(竹で作ったからはし)で脱穀していた。
 こぎ箸による脱穀作業は、もっぱら女性に頼っていたので、新しく出現した千歯は〝後家倒し〟とも呼ばれていた。
(近代は足踏脱穀機→動力脱穀機→自動脱穀機と移行した)

出典:三瀬村史p594