竜田寺

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■所在地佐賀市東与賀町大字飯盛1122番地
■年代中世
■登録ID1228

【名称(山号)】慶雲山 竜田寺
【宗派】曹洞宗
【本寺】龍泰寺(佐賀市赤松町)
【創立年代】真言宗龍田寺(建立開山)儀仲和尚・応安6年(1373)示寂・後円融天皇の御代・将軍足利義満代、人皇119代光格天皇・天明6年(1786)徳川家斉将軍時代・佐賀市赤松町龍泰寺の末寺として創立。
【開基】道手蔵之助(入寂年月不明)
【沿革】
本尊は観世音菩薩で金色・作者は彫刻師藤原光長の名作である。竜田寺の東側に「道手」という地所名があるが、開基の名残と思われる。
元治元年(1864)火災。当時留守番の小僧が、軒下の蜂の巣を採ろうとして藁に火をつけたところ、軒先に燃え広がり遂に火災となった。そのため寺院は全焼し過去帳も全部焼失した。
しかしその年に中飯盛古川栄一の祖父の寄付により再建した。
開基の恵燈雄明和尚が曹洞宗の始まりで、その前は真言宗であった。開山の儀仲大和尚は、応安6年(1373)10月25日死亡し、その前にこの寺院はできていた。
山門は佐賀城(佐賀市城内)の通用門であったが、払い下げてもらい受けたもの。竜田寺以前は3軒の寺を合併し、先住の祖岩氏はその住職の一人でもあった。祖岩清高和尚は、昭和24年5月3日普山式を行った。
明治の初期、この寺院は寺子屋として、付近の学童等の勉学と修養の場でもあった。
【宝物・文化財等】
巌谷小波の絵画・仏教書あり
世代墓所は本堂の裏に安置する。
檀徒戸数 198戸

出典:東与賀町史p1145

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