叺(かます)織り

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叺(かます)織り

■所在地佐賀市東与賀町中割
■年代現代
■登録ID1126

この邑の人々は勤労意欲旺盛で、戦前の共同炊事や戦後の副業奨励にも真剣に取り組んだ。特に唯一の副業であった叺織りに精出し、戦前の昭和16年頃から織りはじめ戦後23年頃の復興期から38年頃まで最盛を極めた。当時の山田八郎村長や増田嘉一農協長の指導督励が功を奏して、村内で戸数の7割が機械を購入し総計500台にも達した。その頃指導的役割を果たした吉村竹次は、最盛だった昭和38年度は年間に30万枚を織り佐賀県一の表彰を受けたが一枚の価額50円とみて楽に1.500万円の副業収入を挙げたと語るのである。

出典:東与賀町史P1179