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「三瀬村」「物語・いわれ」「物語・四方山話」は15件登録されています。

  • 猟師ケ岩の秘話

     猟師ヶ岩は、三瀬景勝の一つに数えられている鬼ヶ鼻岩の西北峰にあり、東は唐人舞岳(腹巻山)、西北は井手野山・栗原山に拠って村の東北面に屏列し、頂上はみな佐賀・福岡の県境をなしている。  標高893.4m、周囲約10㎞で、東北を望めば筑前一帯を眼下に尽し、南を遠く望めば有明の海・阿蘇の噴煙を遥かに眺めることができる。  全山岩山が屏風のようにそびえたち、頂上よりも少し下方の西にあたって洞窟があり、その奥行...

  • 落人の恋 −三瀬山中の悲劇−

     この物語は、西江 靖氏の著になる『火の国物語』の一節を拝借して、なるべく原文に近く転載したものである。( )内は新に挿入した注釈。  旅人の往来も稀な(現在、国道263号線の舗装道路)三瀬峠は、神埼郡の北端福岡県に境する所である。その峻しい坂にかからぬ前、県道(現在、国道)の右に当って(今原)、物凄いばかりの杉の木立と、魔の住むような水の碧い塘とは、注意深い旅人には直ぐに眼につく筈である。尚深く...

  • 山本軍助利恭の鳥獣供養塔

     今原の杉神社一ノ鳥居前、国道263号線の路傍に、山本軍助利恭の鳥獣供養塔が建てられている。この塔の由来については、次のような物語りが伝えられている。  山本軍助利恭は永禄6癸亥年(1563)に三瀬の里に生まれた。成人して鉄砲の達人といわれるようになり、この人が目型の山から射った鉄砲の弾は、陣ノ内村の裏山にある樹木にとまっている鳥でも射落したと言い伝えられている。  軍助は幼少の頃から狩猟を好み、18歳のと...

  • 洞鳴の滝情死悲話

     この話は今から約300年前の実話である。洞鳴の滝というのは、岸高から井手野へ向う県道を、東へ500㍍程行ったところにあり、今は民家のかげになっているが、むかしは民家もない渓谷で、道路もずっと高いところを通っていて、現在のような川添いの県道はなかった。滝の落差もいまよりずっと大きく、峡谷の奇岩怪石の間を、白滝のように落ちる水は、岩に砕けて数丈の滝となり、洞岩に轟く水の音は、あたかも竜が洞穴で叫び鳴く...

  • 孫太郎観音

     いまから幾百年前の出来事か、つまびらかではないが、三瀬山村今原の杉屋敷に、千古の歳月を経たという杉の大木が立っていた。  この杉に朝日の影がさすときは、北山陣ノ内村まで陰がのび、夕日の影が照るときは、長谷山観音禅寺近くまでその陰がとどいた。この杉の陰のために一帯の田畑は日照りの時間が短かく、作物のできにまで影響したが、この杉は古くから神木として村人に崇拝されてきたので、たやすく切り倒すわけにも...

  • 卒塔婆の堰(そとばのせき)

     猟師ヶ岩山・脊振山背ロノ山・井手野山・栗原山の連峰から発した水を一つにあつめて流れる鳴瀬川が、洞鳴の瀧を経て岸高南方の田原を通って神有部落に入ったところに、一帯の水田用水をひくために設けられた井堰がある。  もとは、この井堰を「卒塔婆の堰」と呼び、堰の南端には卒塔婆が立てられていた。  これは、江戸時代天明の頃の物語である。  鳴瀬川は川幅が広く、水量も豊かであったので、この堰も大きく築かれてい...

  • 伊保坂の水

     三瀬村今原伝照寺裏にある旧道の坂を「伊保坂」という。この坂の路傍に滾々と湧きでる泉がある。この水を飲めば息切れがしないというので、昔、この村を通る飛脚はよくこの水を飲んだ。また、傷ついた小鳥はこの水を浴びて傷をなおしたとも言われ、「伊保坂の水」といえば三瀬3銘水の一つとして知らないものはなかった。  幕末の頃、筑前の飯場に住む七兵衛という飛脚がいたが、七兵衛は往きも戻りも必ずここの水を飲むのを...

  • お茶でもござらぬリンジャーさん

     藤原村柳瀬に藤原林左衛門という人がいた。この人はたいへん歯が強く、通称をリンジャーさんと呼ばれていた。  ある日のこと、伝照寺第12代の住職得隣和尚がリンジャーさんの家の前を通りかかると、子供達が2銭ゴマ(獨楽)の鉄のケンが曲ったのを、石でたたいて真直になおそうとしていた。近くで見ていたリンジャーさんが、なおしてやるからこっちにやれと言ってそのケンを受け取り、自分の歯で難無く真直になおして子供に...

  • 蛇聟入 (その1)

     むかしむかし、分限者のお嬢さんのとけえ、毎晩のごと、立派か男の通うてくってじゃん。その男も金持ちじゃったて。そいで、親も娘ばくいてもよかて思うて、おお目に見とったてったん。ところが、その男の来っとば、親が気つけとらしたぎと。おかしなことにゃ、障子も開かんとけぇ、その男はちゃあんと娘の部屋さい入って来とってっじゃん。  そいもんじゃ。親が娘に言わすことにゃ「お前のとけえ通うて来らす男は、障子ば開...

  • 蛇聟入(その2)

     娘さんがおんさったって。そいで、毎晩、良か男の遊びや来ってっじゃん。その男は蛇の人間に化けたとじゃったて。  娘さんな、そぎゃんこたあ知らあじ、その男と結婚しんさったって。そして、お腹に子どものでけたって。そいでん毎晩来んさんもんじゃっけん。また来んさったとき「私ゃ、こぎゃんなっとっ。どぎゃんしたらよかろうか。」って、その娘さんが言いんさったて。「そぎゃんなっとんないば、5月5日の節句に、くちな...

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