金銅宝塔 一基

  1. 指定文化財
  2. 工芸品
  3. 検索結果
  4. 金銅宝塔 一基

金銅宝塔 一基

  • 金銅宝塔 一基

■所在地佐賀市大和町大字川上 実相院
■文化財指定状況国 重要文化財
■文化財指定日平成9年6月30日
■登録ID5337

金銅宝塔は舎利を納置する宝塔である。もとは塔身内部に舎利容器を納置していたと考えられる。総高62.7センチメートル、塔身径は14.3センチメートル。宝塔は、二重基壇の上下・塔身・廻縁および高欄・上層組物・屋蓋および相輪の五部からなり、総体金銅製、一部鍍銀が施されている。
総体は細身でやや長い塔身は時代の特色をよく示すとともに、複雑な上層組物や要所に付された金具類、塔身の四方扉表面や内面に表された蓮華唐草文や八方天の流麗な線刻など、細緻な作りをみせる。
屋蓋の軒の大部分を欠いてはいるが、制作当初のうぶな状態を概ね良好に伝えており、南北朝時代の金銅宝塔の優品として貴重である。