太田神社肥前狛犬 一対

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太田神社肥前狛犬 一対

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■所在地佐賀市諸富町大字大堂 太田神社
■文化財指定状況佐賀市 重要文化財
■文化財指定日昭和57年4月1日
■登録ID5198

肥前狛犬は江戸時代の前期を中心として製作された石造狛犬である。本県に分布する肥前狛犬の特徴は、一般的に小型であって極めて静的であり、弧線と直線とをもって大胆に造形されている。前肢を立て、後肢を前へ伸ばした側面観は四分の一円周に近く、正面観は長方形に近い。頭髪・尻尾などの細部の表現を省き、四肢と胴体の間は材石をそのまま残して、四肢や胴部の線を浮彫的に彫り出している。このような特色から現在拝殿前に向き合って安置されている狛犬とは基本的に性格が異なり、木造狛犬のように、神殿内に拝殿の方へ向け並列して安置されていた屋内狛犬であったと考えられているが、太田神社の狛犬は、肥前狛犬としては、比較的大きいものである。
 像高は、雄57センチメートル、雌50センチメートルで、銘はなく製作年代は不明である。