子どもの遊び

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子どもの遊び

■所在地佐賀市蓮池町
■登録ID326

(春)ヨシノコたおし(芦の新芽で)・ヨシブエ・竹笛・竹ヤモ(竹トンボ)・テンチクバリ(春先の堀にどじょうなどをつけて夕方かけ朝あげてうなぎを捕る)・ブイブイまわし(糸を通して廻す)・押し鉄砲(タマはエンの実、リュウのヒゲ)・アモゼー釣り(運動場の微小な穴に草の葉をさして小さな虫を釣る)・竹ヘゴつかみ(割竹5本、掌にのせ、手の甲にのせ、たおし、おこし、つかむ)…。
(夏)夏のあそびは今は夢。江湖で堀で朝から夕方まで真っ黒になって泳ぐ。橋から飛び、干き汐にはしじみとり。なまず、えびの手づかみ、つばの色失っては甲羅干し。
人々も川を大事にし、子どもがケガをするようなものは絶対に捨てなかった。
(秋〜冬)ペチャ(メンコ)・ゴム銃(パチンコ)・ジャンジャカジャンノジャン(軍人あわせ)・陣取り・サゲアシ(竹馬)・トーバタ(凧)・瓦たおし(的もタマも瓦のかけら)・下駄かくし(起きっかねぶっか馬ンくそポロイと歌ってげたをとばす)・馬乗りじゃんけん・コマ・メンチー・ネンボウ(柳の木をとがらせる)・釘ネンボウ…。
(女のあそび)ママゴト・千鳥かけ(あやとり)・セッセノセ(手合わせ)・お手玉・縄とび(一人とび、お客さん、大波小波、まわし)・ゴムとび・キンパタ(丸、二つ丸、丸・丸。タマを入れて行きもどり)・指陣取り(手の平コンパス)・波陣取り(波もようにハジキすすめ)・おはじき陣取り(線をのばす)・ベンジャラボンジャラ(握った手をまん中に集めて、ソコヒキャポイ)・後ろの人あて・通リャンセ・開いた開いた・ジャンケン歩き(グーで勝てば20歩、パーで勝てば10歩…)・ヨシノコ人形・ユビ組みあそび(殿さんの道ドロボーの道)・オマイ立ち立ち(手をうしろに組み、子どもをのせ、「おまい立ち立ち、乗り手は強し、乗ってトーれてけがどませんかん、いいえそんなことござんせん、チの出たばっかい」…。
数々の遊び、文字ではあらわしにくい。

出典:芙蓉P.172