上滝空蝉の頌徳碑

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上滝空蝉の頌徳碑

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■所在地佐賀市富士町大字中原
■年代近代
■登録ID2785

 公園中央に建立された上滝空蝉の頌徳碑は博多の沢田石材店の築造で、碑石は筑前糸島郡野北産(志摩町)で台座石等は北山産の花崗岩。高さは1丈8尺の堂々たるものである(碑文は旧唐津藩主小笠原長生)。氏は山内郷の発展に尽力された方である。大野区長(北山地区)南山村長の後、幕末において最後の代官といわれた富岡敬明(当時熊本県令)の知遇を得、招かれて熊本県庁に奉職、さらに天草郡役所の郡吏となり、退官後は福連木村(現天草町)の村長(明治32年5月〜明治43年5月)(60歳〜72歳)と3期12年にわたって活躍され功績を残されている。昭和になって遺徳を偲んで頌徳碑が建設された。
 氏を熊本県に招いた富岡敬明は、小城藩士で山内郷の目付(後に代官1859〜1864)となった人で最後の代官といわれた。

出典:富士町史下p.781