河上神社(淀姫社)の楠の古株

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河上神社(淀姫社)の楠の古株

■所在地佐賀市大和町大字川上1
■登録ID2295

 社殿の西側に珍らしく大きな楠の古株がある。昔は高さ30m余、幹の周り27mばかりで、弓の弦を15筋つないでもなお足りなかったといわれる程の大楠であった。明国の僧如定はこれを見て、「珍らしい大木である。大唐四百余州広しといえども、恐らくかかる大木は見られまい。」
と驚嘆したという。明の時代はすでに大樹であったのであろう。鍋島初代藩主勝茂はこれを聞いて、かかる名木であればと、周囲に高く石垣を築かせ、国の霊木として保護したとあるから、今の石垣がそれであろう。
 昔から御神木として人々はこの木を拝んでいたという。幕末ごろは佐賀藩の三名物の1つといわれた。(註=三名物の他の2つは、武富廉斉の親孝行と長崎の蒸気船である)

出典:大和町史P.533〜534

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