日子神社の肥前鳥居

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日子神社の肥前鳥居

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■所在地佐賀市神園5丁目7-20(八戸溝公民館内)
■年代近世
■登録ID1670

形式は肥前鳥居である。
肥前鳥居は肥前を中心として江戸初期に大部分が建立されている。また、藩主や領主層、寺などから寄進されたのが多く、銘文等立派なものが多く、鍋島町内の各所にも多く見られる。
○ 銘文
安政5年(1858)丙辰十一月吉日氏子中
額束:玄妙山

出典:八戸溝の石造文化

肥前鳥居について
肥前鳥居は、一般的な明神鳥居に比べ、どっしりとした落ち着きのある風情をかもしだしている。どういう理由でこうした呼び名が付されたのか、誰が命名したか明らかでないが、佐賀を中心とする肥前一帯のほか、長崎県や福岡県の一部にも分布する。その特徴は笠木・島木・貫・柱が原則として2、3本つなぎで組み立てられ、笠木と島木が一体化し、木鼻が船底状に流線型をなしている。また、柱の下部が張り出して造られ生け込みとなり、明神鳥居などにみられる亀腹が設けられていない。さらに柱の上端の笠木・島木を支える部分には台輪が必ずつけられており、楔(くさび)を設けることがない。継材で組まれているために倒壊しそうであるが、重量感あふれれる構架である。

出典:佐賀県大百科事典より

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