七福神

七福神

■所在地佐賀市東与賀町
■登録ID1052

1月7日の夜、七福神に扮して家々を訪れ祝言を唱えてまわる行事で中飯盛では子ども達によって行われていた。
「七福神の入船」といって座敷に上がり簡単な所作をしながらそれぞれ次のように唱えた。
布袋:「鬼は外、福は内」
毘沙門天:「毘沙門天の悪魔払い」
福禄寿:「ごもっとも、ごもっとも」
弁財天:「それもそうでござんすわいの」
恵比須:「くだらいた くだらいた 何に乗ってくだらいた。舟に乗ってくだらいた。舟は何舟 したんこくたん からしし三舟 ともにゃ大黒さん表にゃ恵比須さん 恵比須三郎さいもん殿は 金の釣竿五色の糸で びっくりしゃっくりしたのをあげてみたらば 大きな鯛を釣りあげた釣りあげた」
大黒天:「こなたの座敷にどでんどっさいとお祝い申す」
餅や賽銭をもらって世話人の家で、ぜんざいや雑煮をした。船津上町では節分に行っていたという。(寿老人の脱け及び詞章の順序は詳らかでないが聞き取りのままとする。)

出典:東与賀町史P1020